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前回は、組織風土の現状把握の方法の一つとして、一般社員に対する個別面談の方法についてお話ししました
一般社員だけでなく、組織の幹部に対しても個別面談する方法についてお話しします
個別面談の方法
幹部とは、組織風土改革が行われている組織のトップになります
全社で活動が行われている場合は社長、事業部で行われている場合は事業部長となります
幹部への個別面談は、組織風土改革を中心に行なっているメンバーで行われます
通常は人事総務関係のスタッフが面談者となりますが、活動を第三者に委託している場合は、そのメンバーが面談者として行います
幹部への個別面談の目的
活動は幹部の承認を得られた上で行われているわけですから、その幹部の期待と現状の組織風土に対する印象をヒヤリングすることが目的となります
一方で、面談者は社員意識調査の結果などによって一般社員がもつ印象を把握していますので、幹部の印象と比較して、解釈を与えます
「X社の風土改革」シリーズでも経営幹部へのインタビューについてお話ししました
経営幹部は、「現場の課長との距離が非常に遠く感じる」ことを語っていました
この意味は、様々な業務指示に背景にある、幹部の思いが現場に伝わっていない印象を持っていることを示しています
同時期に行った組合のアンケートからは「経営幹部の本音がわからない」という組合員の声がありました
経営幹部と組合員との間で一致点が見て取れ、活動のポイントを絞り込むことにも繋がります
次回は組織風土の現状把握と組合についてお話しします(つづく)