続きを読む X社の風土改革(ep2):目指す姿 問題提起 経営幹部であるセンター長にインタビューをしてみると、「現場の課長との距離が非常に遠く感じる」ことを語っていました。この意味は、様々な業務指示に背景にある、センター長の思いが現場に伝わっていないことを示しています。 またセンター長は、社員が「言いたいことが気軽に言えない」、「自分が大切にしてい...
続きを読む X社の風土改革(ep1):プロローグ このブログ・カテゴリ「進め!風土改革」では、とある企業の風土改革の実践レポートを紹介しています 「とある企業」とは、本サイトのオーナーが勤務する会社です 今も風土改革は継続していますが、開始から3年が経過しているので、私が所属する団体の研究大会で発表した内容を紹介します 会社紹介 私は製造業系の会社に...
続きを読む 管理職こそ、セルフケアが必要(5) これまでにご紹介したことは、ひとりで行うセルフケアです セルフケアでは、1人で抱え込まず、信頼できる人に話し協力を求めることも重要です 管理者が倒れてしまわないためにも、管理者ひとりだけで対処しようと思わないで下さい 医療機関や産業医につなげたり、環境改善の取り組みを調整したりすることが管理者の役割で...
続きを読む 成長したいと強く思うことが大切なのです 「知らないことを認める」ことと同じように必要なマネジメント・スキルの中に「自分自身が成長したい」と強く思っているかも大切です 「私は既に学ぶものがない」と思っている態度は、「私は教える人、あなたは教わる人」という一方的な関係を築きやすい こうなると部下から何かを聴こうという態度になれず、上記の「知らな...
続きを読む 国際競争力を上げるためにも手をつけないといけない「職場の人間関係」の改善 自己研鑽がダントツで低い日本の働く人たち パーソル総合研究所のニュースリリース(2019年8月27日)より パーソル総合研究所、日本の「はたらく意識」の特徴を国際比較調査で明らかに国際競争力低下の懸念。日本で働く人の46.3%が社外で自己研鑽せず – パーソル総合研究所 自己研鑽の低さは、...
続きを読む 管理職こそ、セルフケアが必要(4) ストレスチェック等でなんらかの予兆や初期のストレス状態が見受けられた場合、セルフケアとしての初期対応はどうすればよいのでしょう まずは以下の4つのポイントを押さえましょう。 1つ目が、休養・睡眠です 絶対的な睡眠時間以上に、リズムとリラックス(安眠)が大切です スマホのアプリで睡眠時間を記録するものが...
続きを読む 管理職こそ、セルフケアが必要(3) (2)では、管理職が気をつけなければならないストレス要因として、「過剰な労働時間」と「コミュニケーション不足」を上げましたが、ストレスの限界はじんわりとやってくるので、自らを客観的に見つめ、「いつもと違う自分に気付く」ことが必要です 「他の管理者も頑張っているから」というような比較は辞めて、自分自身の...
続きを読む 管理職こそ、セルフケアが必要(2) あなたが不調に陥らないようにするにはどうすれば良いのでしょうか 不調に陥らせるストレス要因には、様々のものがありますが、管理職の皆様が注意しなければならないものは2つです。 その1つめが、過剰な労働時間です (1)でも述べましたが、管理職は益々多忙を極めていますので、過重労働となりがちです 「自分のコ...
続きを読む 管理職こそ、セルフケアが必要(1) 長引くデフレのおかげで、一昔前のような売上拡大が難しくなっています。 企業は人員削減、効率化による固定費やコスト削減によって、利益の創出を強いられています。 そんな中、管理職は、自ら率先して、売上・利益を上げるプレイヤーとしての役割も期待されているのではないでしょうか。 そして、自分と同じように活躍で...
続きを読む 若手社員の価値観を知る 若者世代の価値観 以下のyoutubeで、鴨頭氏は世代別で共有する価値観の説明をしている。 70代は「食事」で、40代〜60代は「金」だそうである。 そしての若者世代である20代〜30代は「存在」だそうだ。 「食事」と「金」は分かりやすいが、「存在」って何?と思ってしまうが、それは「自分は何のために生...
続きを読む 1on1の奇跡:「知らないことがあるんだ」と認めれば、部下も組織も変わります 傾聴から始めた風土改革 風土改革を始めるにあたって、「コミュニケーションの改善からだね」って、傾聴を管理職に教えることから始めました。 風土改革の取り組みが初めてでしたので、「まあなんとかなるさ」と言う楽観と、「本当に大丈夫なの?」と言う不安が入り混じりながら活動を始めました。 ところが、「やはり、傾...
続きを読む ライフ・ミッションが叶えられる組織に 風土改革の同志からの退職挨拶メール 別会社に勤めているA君から、退職の挨拶メールを受け取った。 彼は組織風土改革に携わっている中心メンバーであったので、そのメールが届いたとき、少なからず驚きがあった。 「会社は違うけど、志を共にしたもの同士で情報交換しましょう」 と定期的に会っていた仲間の中の一人であ...
続きを読む 狭いところに身を置かない 組織はその目標を達成するために、体制を分業化、細分化、専門化、特殊化して機能単位に分ける。その方が効率がよく管理がしやすいからだ。 タコツボ化してしまう職場 ところが、目標に変更が発生したり、組織がおかれている環境が変化することで、次第にその組織体制の効率性が損なわれ始める。 しかし、機能単位に分けら...
続きを読む その仕事に納得しているか 主体的な行動を起こすには、そのことに納得していることが必要だ。 マネージャーが部下に主体的な姿勢を求めるのであるなら、部下に「その仕事が意味あることだ」と思うように支援しているだろうかと自問することだ。 ここをすっ飛ばす人が結構多いのではないかと感じている。 もし部下の仕事がはかどっていなかったら、そ...
続きを読む 無駄を省くより、無駄を無駄にせぬ文化の方がはるかに大切だと思います 無駄を省くのではなく、無駄を無駄にせぬ文化を磨き込むことで、他国との差別化が実行され、その結果が、きらりと光る独立国家の姿なのではないのか。 ●金子勝は愛国者かも? 安倍やネトウヨの愛国は明治かよ – 世相を斬る あいば達也 「無駄を省く」ことは、会社では当たり前のように行われる。 コスト...
続きを読む プロフェッショナルの存在意義 週末にインフルエンザに罹った。 いつもの風邪とは違い、喉の痛み、咳、鼻水を伴わず、熱だけが出た。 朦朧とした意識の中でネット検索すれば、この症状がインフルエンザであることがすぐにわかる。 便利な時代だ。 しかも親切に、12時間以上たたないとインフルエンザの検査は陽性反応がでないとまで書かれている。 高...
続きを読む 「我に返る」という人間の能力が人類を繁栄させるのです ビデオニュースドットコムで宮台が言っていた。 人間が持っていて、サルにはない能力に「我に返る」があると。 現世界にいる人間が、「はっ」と気づき、「これでいいのだろうか?」と我が身を客観的にみることができる能力である。この能力を持つがゆえに、人間は地球上でもっと反映した種として君臨したのかもしれない(最...
続きを読む 人は一面しか見られない 杉原厚吉 明治大学教授の錯覚アートは、人の認知の不確かさをよく表したものだ。YouTubeにも投稿されている。 テレビ番組「COOL JAPAN 2017新春特集:世界が驚いたニッポン!」で、彼は錯視の研究の意義について、車の自動化運転の実用化を例に説明している。 人間と同じような視覚だと人工知能も同...