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前回は、白内障手術の体験記をお話しする前に、私の目がどの程度の近視の状態であるのかということと、その目がどのように白内障に至ったのかについてお話ししました

ここでは、白内障手術を受けるに当たって、眼内レンズの選択についてお話しします

手術で使う眼内レンズの選択

白内障手術は濁った水晶体を削って、その中に眼内レンズを入れます

白内障手術で失うもの

健康な水晶体は、その厚みを変化させることによって、近くにピントを合わせたり、遠くにピントを合わせます

しかし、白内障手術では眼内レンズを入れますので、健康な水晶体のように自由にピントを合わせることができません

よって、この機能が失われることは覚悟しなければなりません

単焦点と多焦点レンズ

眼内レンズには単焦点と多焦点の2種類があるそうで、単焦点は近くか遠くのどちらにしか焦点が合わず、多焦点は両方に合わせられるそうです

このように聞くと、多焦点の方がいいと思われるもしれません

実際に、医師に確認すると、多焦点にはいくつかのデメリットがあるそうです

  1. 高齢者は慣れないことが多く、結局眼鏡による矯正が必要な場合がある
  2. 何か問題があったときに、手術がしずらい
  3. 眩しく感じることがある
  4. 保険適用のできないレンズがある

最後の4.は保険適用のできる多焦点レンズもあるようなので、医師に確認する必要があるでしょう(こちら

2.は先生の力量の問題だと思いますが、このように素直に言われると、手術を受ける患者も心配になります

3.は、ちょっと問題です

網膜剥離を患ったときに、検査のために瞳孔を開く目薬を指すことがあるのですが、この目薬をさすと1〜2時間ぐらいぼんやりするのと眩しくなります

この状態で屋外に出ると、眩しくて目を開けていることが辛くなります

ここまでひどくないとは思うのですが、ちょっと問題と感じました

結局、1.のこともあり、単焦点レンズを選ぶことにしました

単焦点はどこに焦点を合わせるか

単焦点はどこに焦点を合わせるかという選択がさらに必要になります

これは、人それずれで、仕事や生活スタイルによって合わせることになると思います

車を運転すると言った遠くを見ることが重要な場合は、遠距離に焦点を合わせるでしょう

デスクワークで手元の書類を見ることが多いとか、パソコン操作が多い場合は、近距離に焦点を合わせるでしょう

遠距離、近距離のどちらを選ぶにしても、単焦点なので、その距離でしかピントが合いません

よって、遠距離の焦点を持つ眼内レンズを選んだ場合、車の運転では裸眼で大丈夫でしょうが、手元の焦点が合わないので、老眼鏡が必要となります

同様に、近距離の焦点を持つ眼内レンズを選んだ場合、読書をするぐらいでは裸眼で大丈夫でしょうが、車を運転する時のために、近視用の眼鏡が必要となります

私の場合は、手元の本を読むことが多いので、近距離に合わせた単焦点レンズを選択しました

左右のバランス

網膜剥離の手術の時に白内障の手術を行い、眼内レンズを入れましたが、このときは、近視矯正はしませんでした

正常の右目と視力を変えない方が良いという医者の勧めでそうしたのですが、今から考えると、いずれ右目も白内障手術をするのだろうから、近視矯正するレンズを選択すればよかったかなと思っています

今回手術する右目の眼内レンズは手元に焦点を合わせた単焦点の眼内レンズを選びましたが、左右の視力の差は3度ぐらいに収めないと、頭が痛くなるということを言われました

私の左目は-9Dなので、今回の眼内レンズは-6Dを選択して、手術をすることにしました

次回、手術の結果と見え方についてお話ししたいと思います(つづく)

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