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ランニングで土踏まずが痛い話の続きです

前回は「土踏まずの痛みが解消されました」なんて書きましたが、全くの誤解でした

痛みは続いていたのです

この半年間で新たに分かったこともあったので、そのお話をしたいと思います

やっぱり痛かった

これまでの復習をしておきます

土踏まずが痛いのは、足底腱膜の一部を酷使するような走り方によるものではないかという仮定に基づき、足底アーチを鍛えることを念頭に置いて

  • 腓腹筋のストレッチ
  • グー・チョキ・パー運動
  • タオルギャザー運動
  • 外反母趾を矯正するテーピング
  • 拇指球接地を意識した二軸走法

といったことをやってきました

「これを続ければ土踏まずの痛みが和らいでいくのかなあ」と期待して2ヶ月ぐらい続けていました

しかしながら、走り終わった後の痛みは中々解消できず、次第にその痛みが蓄積され、走り始めると直ぐに痛み出すようになりました

やっぱり痛いのです

とても「土踏まずの痛みが解消されました」という状態ではありませんでした

一ヶ月の休息

さらには走っていないときでも(土踏まずだけでなく)アキレス腱も痛みだす始末です

右足をかばうような走り方になり始めてきたので、さすがにこれでは駄目だろうと思い、ランニングから暫く離れることにしました

痛みが治まるようにロキソニン配合の湿布薬を貼ったりしていました

1ヶ月ぐらいランニングから離れたでしょうか

習慣となっていたランニングを止めると体がなまってきます

休息の間は、YouTubeのダンスの動画を真似して、ランニングの代わりに体を動かしていました

トレッキングシューズから学び直した歩き方

土踏まずやアキレス腱の痛みが治まるようになった頃です

知床にトレッキングしに行こうと思い立ち、トレッキングシューズを新調しました

出発を2週間後に控え、新しいトレッキングシューズに慣れておこうと考え、出発までの間にウォーキングで慣らしておくことにしました

ウォーキングする場所は坂道を中心に選定しました

以前、山歩きを嗜んでいたこともあり、トレッキングシューズを使った歩き方には慣れています

気をつけることは

  • 足底全面を使う
  • 腰で荷物をかつげるよう、骨盤は立てる

です

こんな感じでしょうか

山登りの姿勢
山登りの姿勢(出典:YAMA HACK

この歩き方を2週間つづけました

トレッキングシューズの新調をきっかけに、山登りの歩き方を改めて学び直したのです

フォアフットからミッドフットへ

知床から戻り、そろそろランニングでも再開させようかと思ったとき、ふと、この山登りの歩き方をランニングに取り込んでみたらどうかと考えました

これまではフォアフットの走り方をしていたのですが、山登りの歩き方はフォアフットでは無理で、ミッドフットの方が相応しいです

ミッドフットによる接地の位置
ミッドフットによる接地の位置(出典:ミズノ「ミズノ発見隊」

すなわち、足の裏全体で着地する走り方です

写真で示すと次のような走り方になります

ミッドフット走法の様子
ミッドフット走法(出典:ミズノ「ミズノ発見隊」

加えて、山登りの歩き方と同様に骨盤は立てて前傾気味に構えるようにしました

体の軸が真っ直ぐになり、着地した足底に体重を乗せて力強く蹴り出すことができます

この走り方を2週間続けましたが、土踏まずとアキレス腱の痛みは全くありません

走っているときも走り終わった後もです

中々良い感じです

今、走りで気をつけていること

要するにフォアフットからミッドフットの走り方に変えてみたのです

毎朝のランニングは次のような方法で行っています

  1. 以下に気をつけてウォーキングから始める
    • 骨盤を立てて、前傾気味にする
    • 足の裏全体で着地する
    • ピッチは早めで
  2. 大腿直筋に圧を感じるようになったら、ランニングに切り替える

フォアフットからミッドフットの走り方に変えて2週間しか経っていないので、根本的な解消に至ったという確信は持てませんが、暫くこの走り方を続けてみます

何か進展がありましたら、ご報告します

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