OS15が9月にリリースされました

このOSも成熟の域に達しているので、あっと驚くような新機能はないにですが、着実に使い勝手を洗練させてきています

色々な機能が追加されたのですが、私にとって「これはいいなあと思った新機能」と「いまひとつと思った新機能」をご紹介したいと思います

私の使い方に偏るところはあるのですが、iOSをアップデートしようと考えている方は参考にしてください

いいなあと思った新機能

メモでタグが使える

メモって便利

メモアプリは単機能なのですが、メール、ブログ、発表用資料や旅行などの計画書の下書きに便利です

iOSのメモは、iPadOSやMacOSで提供されいているメモとiCloudで同期されるので、出先でiPhoneで殴り書きしたメモを、iPadやMacで清書するというような使い方ができます

またSafariで調べ物をしているときに、使えそうな記事を見つけると、メモに共有します

Safariで共有ボタンを押したらメモを選択します

メモを選択した後、保存先のメモを選択し、必要に応じてメモを書きます(ここでは、「メモでタグが使える」と書きました)

共有の時に、メモ書きも加えることができるので、あとでメモを見た見返すときに、メモ書きを見て、要点を把握することができます

保存先のメモを開くと、共有されたWebページはアイキャッチ画像として表示され、その画像をクリックするとSafariが起動します

保存のときに書いたメモも一緒に書かれています

この機能は、旅行の計画を立てるときに役に立ちます

例えば、次のような使い方をして、リンクと一緒にメモを残せます

  • 行ってみたい飲食店で、何を食べたいのかをメモ書き
  • 人気観光スポットの紹介Webページの中から、自分の行きたいスポットをメモ書き
  • アクティビティの紹介ページの中から、簡単な紹介と料金と予約方法をメモ書き
  • 列車バスといった交通機関のWebページから、乗車料金をメモ書き
泊まりたい宿泊先のリンクと良いと思ったメモ書き

宿泊先を決めるときに、楽天トラベルの紹介ページから客室の写真を集めて、同伴者に見てもらうという使い方もできます

タグの効用

以上のように、メモを色々と多様しているのですが、これまでのメモアプリでは、メモの整理方法としてフォルダ分けしかありませんでした

フォルダ分けして使っていると、メモを横串で取り出したいと思うことがあります

こういう時にタグがあると良いなあと兼ねてから思っていたので、今回のiOS15は私にとって有益でした

私は、予定表、記録、書き物、計画などに関わる情報を、健康、仕事、経済、家庭、社会、人格、学習、遊びというカテゴリに分類しています

メモもこのカテゴリに従ってフォルダ分類しています

このようにして様々なメモがこのフォルダの中に分けられて保管されているのですが、このメモの中から、ブログに掲載しようと思ったメモが出てきます

例えば、旅行記、組織開発の話題、DIY、仕事道具、スポーツに関するメモです

そのようなメモは、上記のカテゴリとは別に「ブログネタ」というフォルダを使って、一旦そこに入れて、ブログを発行したら、下のフォルダに戻すということをやっていました

しかし、今回のタグが使えるようになったことで、いままでやっていたようなフォルダの移動をせずに、ブログネタになるようなメモに「#ブログネタ」というタグをつけ、ブログを書くときに、このタグで横串に検索すればよいようになりました

これは便利です

Safariの翻訳

Safariの標準機能として翻訳ができるようになりました

アドレスバーにある右端アイコンをクリックします

「日本語に翻訳」を選ぶと、Webページを日本語に変換してくれます

翻訳は、Google翻訳アプリを使ってもできます

このアプリをインストールし、safariの共有からgoogle翻訳を選べば翻訳ができます

Safariの翻訳とgoogle翻訳のどちらでも、翻訳されたページのリンクをクリックすると、リンク先のページも翻訳してくれるのですが、google翻訳の場合、元のページに戻るボタンがありません

Safariの標準機能では、Safariの元に戻るボタンを押せば、元のページに戻るので、使い勝手が良いように思います

iOS15によってWebページの翻訳がさらに便利になりました

翻訳は情報処理技術で解決できる分野だと思います

海外旅行先でAirPodとiPhoneを使って、外国人と自然に会話ができるようになってほしいなあと思います

探すアプリ

私はiPhoneとApple Watchをもっているのですが、今回のiOS15の探すアプリでは、iPhoneを置き忘れるとApple Watchで通知してくれる機能がついかされました

しかし、私のApple watchとiPhoneではうまく通知してくれず、その効果は分かりません

バックグラウンドサウンド

在宅勤務中のBGMに、Apple Musicの「ネイチャーサウンド」というプレイリストを使っています

このプレイリストでは、川のせせらぎ、鳥の囀り、雨音などを再生できるのですが、それを聞いていると、いつもと違った雰囲気を部屋の中に作り出すことができ、気分がポジティブになります

また、就寝時は睡眠促進としてmarpac社のSleep meというホワイトノイズ発生器を使っています

この「ネイチャーサウンド」と「Sleep me」と替わりになるバックグラウンドサウンド機能が追加されました

これは、アクセシビリティのオーディオ/ビジュアルのバックグラウンドサウンドで設定します

サウンドは以下を選ぶことができます

喧騒の中で集中したい時はAirPodなどを使ってこのバックグラウンドサウンドを使ってみたら良いのではないでしょうか

空間オーディオ

この空間オーディオはAirPod Proと新型のAirPodで使えます

これまではApple MusicとApple TV+のコンテンツでしか使えなかったのですが、YouTubeなどでも使えるようになりました

音に包まれているような錯覚があり、電車のような騒音の中でもApple TV+のコンテンツが自然に楽しめます

あまりによく聞こえるので、「iPhoneのスピーカーから音が漏れているのではないか」と心配になるくらいです

デジタル遺産プログラム

現時点でこの機能の使用方法は決まっていないようです

終活の一つとして使えそうな機能ですね

いまひとつと思った新機能

テキスト認識表示(日本語は未対応)

日本語が非対応なのが残念です

写真の中から文字を読み取ることができ、コピペができます

Appleの公式ページでは、「看板に書かれている電話番号を写真に撮って、テキスト認識表示をして電話する」という利用シーンを紹介していますが、Siriで電話した方が早いと思います

印刷物しかない書類を電子化するときに便利そうですが、この手のスキャンしてテキスト認識するアプリは以前から色々あります

iOSの標準機能として搭載されるのも随分と遅い感じがしますね

アプリ間のドラッグ&ドロップ

写真アプリからメールに添付したい写真を選び、指で長押ししながら、別の指でメールソフトに切り替え、写真をおさえている指を離すと、ドラッグ&ドロップができます

正直言って、他の方法でも同じようなことはできるので、価値を見出しにくい機能です

以上でiOS15の「これはいいなあと思った新機能」と「いまひとつと思った新機能」を紹介しました

iPhoneを使っている方がいらしたら、参考似して下さい