アイキャッチ画像:pixabay.com
<これはシリーズ記事です。シリーズ全体はこのページにある「本シリーズの記事一覧」をご覧下さい。>
ジョギングを始めてから1年半経ちます
その間に何度か悩まされたアキレス腱の痛みは、走り方を変えることで解消できたと思います
朝起きたときの痛みもほとんど無くなりました
そこで、このシリーズ記事の締めくくりをしたいと思います
フォーム改造の流れ
フォーム改造のおさらいすると
- アキレス腱の痛みの発生
- 大腿四頭筋を使うフォーム改造(効果なし)
- ハムストリングスを使うフォーム改造(効果なし)
- 痛みの原因を下腿三頭筋の酷使と仮定
- つま先立ちをしないフォーム改造(効果あり)
となります
2.と3.のフォームの改造では、下腿三頭筋以外の筋肉である大腿四頭筋とハムストリングスを使おうとした走り方に変えたのですが、効果はあまりありませんでした
4.の仮説に基づいた5.のフォーム改造では効果がありました
大腿四頭筋とハムストリングスという別の筋肉を使って下腿三頭筋の使用量を減らすではなく、今使っている下腿三頭筋を使わないようにして別の筋肉を動かすという逆転の発想で行ったのが良かったと思っています
結果として、体の軸ができたフォームに改造できたと思っています
そして、アキレス腱の痛みも収まりました
走り方
5.のフォーム改造をを使って、今の走り方をご紹介します
LSDの場合
10kmのコースをLSDで走ります
3kmぐらいまでは、準備走としてペースを落としながら走ります
準備走の最後に500mの緩やかな上り坂を入れます
この上り坂を入れると上り終わった後のランで前傾姿勢が自然と生まれ、フォームが出来上がってきます
このときのフォームの形は、顔、上半身、膝ぐらいまで一枚の板のような感覚になります
腰も高く、板の後ろから脚がついてくるような感じで走っています
この板の感覚がよく言われる体の軸なのかなあと思っています
8kmを走った後、1kmの緩やかな上り坂を入れます
後半で崩れがちな体の軸を矯正するためです
一枚の板を維持しながら、時々大腿の前への振り出しを強めにして、足を前に突き出すとストライドが大きくなり、スピードが出るようになります
10kmに到達したときに、「まだまだ走れるなあ」という感覚を残して、終わりにします
30分コースの場合
上述したとおり、フォームのできあがりに3kmぐらいが必要なので、それまでは無理にペースをあげません
焦ってペースを上げようとすると、フォームも作れずに、30分間苦しい走り方になります
正しいフォームを作れずにいると、体力のロスも大きくなるようです
30分しか走れないので、正しいフォームができるのに大半の時間を必要としますが、最後の10分ぐらいで気持ちよく、スピードが乗った走り方になれば良いと思っています
得られた効果
アキレス腱の痛みを防ぐ走り方を変えたことで、副産物も得られました
- ロスの少ない走り方となった
- 呼吸が楽になった
- 走る意欲が湧いてきた
先日も、10kmのLSDを行いました
私のペースの実力は、6分/kmなので、平均6分30秒/kmで走ろうと決めて走りました
結果として、平均6分15秒/kmでした
無理はしておらず、時計を見てびっくりしたぐらいです
それだけ、ロスの少ない走り方ができたと言うことだと思います
また、体の軸ができている走り方は呼吸が苦しくなりません
誰かが「呼吸は自然で良いのです」と言っていましたが、これまでの私は自然に呼吸をしているとどうしても荒くなっていました
でもこの人の言っていることが分かるような気がします
そして、ロスの少ない走り方ができるようになると、体の負担が軽いので走るモチベーションが湧いてきます
暫く、この走り方で身体に覚えさせて、更に上を目指そうと思います(本シリーズは終わり)
<前の記事 | 次の記事>