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モノトーンの通勤風景が一変するとき

久しぶりに奇妙礼太郎の歌声を聞いた なんとも言えない、味のあるミュージシャンである それで気分も明るくなる 朝の電車内で背筋を伸ばし、瞼を閉じながら、彼の明るめのナンバーを聴いている 隣の人が広げる新聞紙の匂いが、西海岸のホテルの部屋にあるローカル紙を想起させ、車窓を流れるウエストコーストの風景が目に...
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1on1の奇跡:「知らないことがあるんだ」と認めれば、部下も組織も変わります

傾聴から始めた風土改革 風土改革を始めるにあたって、「コミュニケーションの改善からだね」って、傾聴を管理職に教えることから始めました。 風土改革の取り組みが初めてでしたので、「まあなんとかなるさ」と言う楽観と、「本当に大丈夫なの?」と言う不安が入り混じりながら活動を始めました。 ところが、「やはり、傾...
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便利さの向こう側に自由はあるのだろうか?

便利さを与えてくれるツール 私は手ぶら通勤が好きである。両手に何も持たない解放感は、なんとも言えない。また、「自分は体一つで仕事が出来る」なんて気にもさせてくれるところも気に入っている。 そんな手ぶら通勤に一役買っているのがスマホである。 スマホは電話やメールだけでなく、定期、電子マネー、本、ラジオ、...
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ライフ・ミッションが叶えられる組織に

風土改革の同志からの退職挨拶メール 別会社に勤めているA君から、退職の挨拶メールを受け取った。 彼は組織風土改革に携わっている中心メンバーであったので、そのメールが届いたとき、少なからず驚きがあった。 「会社は違うけど、志を共にしたもの同士で情報交換しましょう」 と定期的に会っていた仲間の中の一人であ...
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狭いところに身を置かない

組織はその目標を達成するために、体制を分業化、細分化、専門化、特殊化して機能単位に分ける。その方が効率がよく管理がしやすいからだ。 タコツボ化してしまう職場 ところが、目標に変更が発生したり、組織がおかれている環境が変化することで、次第にその組織体制の効率性が損なわれ始める。 しかし、機能単位に分けら...
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その仕事に納得しているか

主体的な行動を起こすには、そのことに納得していることが必要だ。 マネージャーが部下に主体的な姿勢を求めるのであるなら、部下に「その仕事が意味あることだ」と思うように支援しているだろうかと自問することだ。 ここをすっ飛ばす人が結構多いのではないかと感じている。 もし部下の仕事がはかどっていなかったら、そ...
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無駄を省くより、無駄を無駄にせぬ文化の方がはるかに大切だと思います

無駄を省くのではなく、無駄を無駄にせぬ文化を磨き込むことで、他国との差別化が実行され、その結果が、きらりと光る独立国家の姿なのではないのか。 ●金子勝は愛国者かも? 安倍やネトウヨの愛国は明治かよ – 世相を斬る あいば達也 「無駄を省く」ことは、会社では当たり前のように行われる。 コスト...
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心を失うと本当の自分ではなくなる。

心を失うと本当の自分ではなくなる。 – 「責めず、比べず、想い出さず」高田明和 私が心を失う時は、貪(むさぼ)る時である。貪りは際限がなく、新たな貪りを招く。だから常に不安が伴う。それを解消しようとジタバタするので、終いには「これは私がやりたいことなのだろうか」となってしまう。本当の自分で...
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プロフェッショナルの存在意義

週末にインフルエンザに罹った。 いつもの風邪とは違い、喉の痛み、咳、鼻水を伴わず、熱だけが出た。 朦朧とした意識の中でネット検索すれば、この症状がインフルエンザであることがすぐにわかる。 便利な時代だ。 しかも親切に、12時間以上たたないとインフルエンザの検査は陽性反応がでないとまで書かれている。 高...
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苦しみから完全に開放される唯一の道は現実をあるがままに経験することである

「苦しみは渇愛から生まれるので、苦しみから完全に解放される唯一の道は、渇愛から完全に解放されることで、渇愛から解放される唯一の道は、こころを鍛えて現実をあるがままに経験することである」- サピエンス全史(下)p.30 仏陀の教えである「ダルマ」を説明した文章。 不快なものを経験したときに、「私は何を経...
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他者の行動はコントロールできないんだ

「他者の行動はコントロールできないんだ。我々にできるのは、他者や自分とどう接するかを決めることだ」- “イン・トリートメント”シーズン1、第38話 “イン・トリートメント”は、ポールというセラピストのドラマだ。5組の患者を相手にしたセッションをドラマに仕...
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天空霊園

都内を散歩していると、ぽかっと空が広がる場所がある。その一つが青山霊園だ。 六本木ヒルズも遠くに見えるだけで、視界の邪魔にならない。 「お墓は気持ち悪い」という人もいるけれど、私はあまり気にならない。むしろ、お墓には縁があり、小さい頃に住んでいたうちの近くには必ずお墓がある。今住んでいるところも隣はお...
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「我に返る」という人間の能力が人類を繁栄させるのです

ビデオニュースドットコムで宮台が言っていた。 人間が持っていて、サルにはない能力に「我に返る」があると。 現世界にいる人間が、「はっ」と気づき、「これでいいのだろうか?」と我が身を客観的にみることができる能力である。この能力を持つがゆえに、人間は地球上でもっと反映した種として君臨したのかもしれない(最...
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人は一面しか見られない

杉原厚吉 明治大学教授の錯覚アートは、人の認知の不確かさをよく表したものだ。YouTubeにも投稿されている。 テレビ番組「COOL JAPAN 2017新春特集:世界が驚いたニッポン!」で、彼は錯視の研究の意義について、車の自動化運転の実用化を例に説明している。 人間と同じような視覚だと人工知能も同...
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贅沢品は必需品となり、新たな義務を生じさせる。

「贅沢品は必需品となり、新たな義務を生じさせる。」- サピエンス全史(上)p.117 今の時代はそうでもないと言われますが、私が就職した頃は車を所有することが夢でした。同期の連中が車を買い始めると「私もいつかは」と車雑誌を眺めたり、ディーラーを覗いたりします。自分が決めた車が納車されてからは、生活が変...
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イキイキ職場の形は、共同体と思える持続的関係を持っている

内山節の「半市場経済」読んでいたら、共同体の説明があった。 共同体とは 共同体は共に生きるという持続的な関係によって成立する そしてその最小単位が家族だと書いてあった。 この文章を読んだ時に、我が職場は共同体となっているだろうかと考えた。職場の人に「うちの職場は共同体だろうか?」と尋ねたら、「共に生き...