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本多静六の教え:マネジャーに役立つマネジメント・ノウハウ集(2)人をよく見て、よく活かす

前回に引き続き、本多静六の著書「私の財産告白」から現代のマネジメントにも通用する教えをご紹介します 人をよく見て、よく活かす 「人を使うには、その人の性格(長所と欠点)をよく呑み込まねばならない。」「人間は誰でも、持って生まれた特長が何かある。それゆえ、上長たるものは、部下についてその特長を発見するに...
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5. 風土改革に必要な専門知識:カウンセリング心理学が組織風土改革に必要な理由を教えます(2)人間関係

前回にひきつづき、カウンセリング心理学の知識が組織風土改革に必要な理由についてご説明します 人間関係 人間関係は、辞書の定義によると「社会・組織・集団などにおける人と人との関係。特に、個人と個人との心理面・感情面での関係をいう。(出典:大辞林)」です この人と人との関係は、職場だけでなく、家族、友人、...
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見えざる力からの自由4:過去の思い出の意味づけを変えて自由に生きよう

前回までは、「ポジション取りゲーム」という見えざる力のお話をしました 今回は、トラウマという見えざる力についてお話をしたいと思います 「見えないものを見る」力が見えざる力を生む 京都大学霊長類研究所の松沢哲郎教授のチンパンジーの研究によって、「見えないものを見る」能力について人間とチンパンジーの違いを...
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人の大事は誰と出逢ったかである:映画「超高速!参勤交代リターンズ」

映画「超高速!参勤交代リターンズ」は、湯長谷藩のお取りつぶしを画策する幕府老中松平信祝(のぶとき)に藩主内藤政醇(まさあつ)が立ち向かっていく物語です 因縁の対決のシーンで両者が語った言葉が印象に残ったので、引用します (松平信祝)「この世は生まれがすべて持って生まれた金は更なる富を生む貧乏人は這いつ...
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「正しい自分」と「悪いあいつ」のような「自他」の区別がもたらす苦しみのメカニズムと解決法を教えます

4月になって新しい年度となった会社員の方も多いのではないでしょうか 新年度の環境変化がもたらす悩み この時期は人の出入りが多く、また組織変更などもあって、仕事の内部環境や外部環境の変化に伴う悩みも多くなる時期です 仕事は人間関係で成り立っている面もあるので、自分の仕事を成し遂げるには周りの人の協力が前...
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3つの「休み」

何にもやりたくないと思うことはありませんか 色々なことが重なって、これだという理由は見当たらないのですけど 心の隙間にすーっと入り込んでくる無気力 そういうときは、休んだ方がいいです 人には3つの休みがあります それについて話しをしてみようと思います 1. 身体的な休み 多くの人は、身体的な休みを想像...
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冷え切った職場にはピアボーナスは使えないでしょう

サンクスカードからピアボーナス 風土改革の施策としてサンクスカードを使うことがあります 名刺の大きさのカードに、感謝のメッセージを記入し、相手に渡すものです これにより社内のコミュニケーションを活性化させ、褒め合う文化を作ることで、モチベーションを上げたり、部門間の連携を強化させるというのが目的です ...
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変身資産を貯えて未来に備えましょう(1)

十年以上前のことです まだ40代で働き盛りの同僚が会社を辞めました 中小企業診断士を持っていた彼は、転職ではなく、独立しました 同僚に言われたこと その同僚が辞める前に私に言ったことが今でも忘れません うちの会社の社員を評してこう言ったのです うちの会社の人って、プライベートで勉強しないよね プライベ...
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職場の中でゲマインシャフトを作りましょう(下)

戦後の高度経済成長を支えたゲマインシャフト的要素 受容性の高い人々が多いという日本の国民性には、ウェットな職場の人間関係が居心地がよく、「終身雇用」「年功序列」「企業内組合」というゲマインシャフト的要素が戦後の高度経済成長を支えていました ゲマインシャフトとは「血縁に基づく家族、地縁に基づく村落、友情...
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私に影響を与えた大学の先輩たちは今でも私の内面世界に健在です

30年以上前に会った大学のY先輩やG先輩を今も思い出すことがあります 今日はそんな先輩との人間関係について回想したいと思います 先輩の下宿に押しかける日々 私の大学は総合大学であったため、文系、理系と色んな学生がいました 私が主に付き合っていたサークルの先輩は私とは違う文系の学部に籍を置いてました そ...
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職場の中でゲマインシャフトを作りましょう(上)

ゲマインシャフトとゲゼルシャフト ドイツの社会学者テンニースは人間社会が近代化するとゲマインシャフトとは別にゲゼルシャフトが人為的に形成されていくと考えました(wikipediaより) このゲマインシャフトとゲゼルシャフトの定義は以下の通りです(大辞林より) ゲマインシャフト:血縁に基づく家族、地縁に...
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小田嶋隆と岡康道の対談:大学時代の自分に愛着を抱かせる楽しいヒトたちです

彼らと共有できるから面白い コラムニストの小田嶋隆氏とクリエイティブディレクターの岡康道 この二人は小石川高校と早稲田大学の同窓生です 日経ビジネスのWebページでの対談を時々見ていましたが、それをまとめた本を読みました 彼らは年上ですが、対談で出てくる音楽やテレビなどのエピソードを読んでいると、同じ...
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国際競争力を上げるためにも手をつけないといけない「職場の人間関係」の改善

自己研鑽がダントツで低い日本の働く人たち パーソル総合研究所のニュースリリース(2019年8月27日)より パーソル総合研究所、日本の「はたらく意識」の特徴を国際比較調査で明らかに国際競争力低下の懸念。日本で働く人の46.3%が社外で自己研鑽せず – パーソル総合研究所 自己研鑽の低さは、...
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「愛される人」より「愛する人」へ

「私は愛されているか?」と悩むことの多い人は、「愛する人」を目指しては如何でしょうか? 「私は愛されているか?」という問いかけは、相手との人間関係の満足度を問う質問です。 「愛されている」とは、愛情を持った態度で自分に接してもらうことだと思います。それは、相手の方から自分に向けて「してもらう」こと。 ...
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命を託す相手と出会えたものはそれだけで幸せと思っているから、託された人は命を粗末にしてはいけない

「陽炎の門」(葉室麟)を読んだ。 主人公主水は、綱四郎(妻由布の父)という友と主水に憧憬する若者与十郎がいた。暴君興世の策略の中で、二人を自らの手で死なせたことに苦しむ主水に、由布が伝えた言葉、 「すべてのひとは永久(とこしえ)に生きられはいたしません。ですから、自らの命を託す相手と出会えた者は、それ...