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前回にひきつづき、産業・組織の心理学の知識が組織風土改革に必要な理由についてご説明します
個人と組織の関係(つづき)
この個人と組織の関係に働くキーワードには以下のものがあります
チームワーク
チームは、ある仕事の目的のために集まった人々が、コミュニケーションを使って相互作用をおこなう集団です
優れた成果を出すためのチームの条件が明らかとなり、組織に所属する様々なチームがその条件に従って機能するようになれば、組織のパフォーマンスはグッと上がります
チームワークに関する研究は随所で行われており、これらの研究成果を組織マネジメントに取り組むための材料は揃っています
特にチームワークはそのチームに属するメンバー間で取り交わされる対人的相互作用であることから、その行動の背景にある心理学の知見を抑えておくことも有用です
チームワークにもレベルがあり、単にメンバー間の円滑な連携だけでなく、役割を超えた行動を起こすことがきっかけとなる創発的コラボレーションまであります
このレベルは組織風土の成熟度につながるものなので、チームワークのレベルを上げるような活動は組織風土の改革に関連します
このようにチームワークを高める知識を持っていることが組織風土を変えていくために必要となります