アイキャッチ画像:pixabay.com

<これはシリーズ記事です。シリーズ全体はこのページにある「本シリーズの記事一覧」をご覧下さい。>

前回にひきつづき、コミュニケーション理論の知識が組織風土改革に必要な理由についてご説明します

会議

会議というと「1つの結論を出す」ことが目的のように捉えがちです

経営会議といったものはまさにそうでしょう

数十年の会社生活に染まってしまった私も「会議とは?」と問われたらそのように答えてしまいます

「1つの結論を出す」は収束のプロセスです

色々なものを削ぎ落として最終的な結論に至ります

反対意見や異なるものの見方などをある評価尺度で計り、捨てていきます

説得も伴いますが、日本は権力格差が大きい(権力弱者が支配者に依存する傾向が強い)ので、賛同はできないが結論には従うということもあるでしょう

このように「1つの結論を出す」のだけが会議でしょうか?

結論は出さない会議もあって良いと思います

我々が置かれている現状からその意味や物事の本質を知るための探究型の会議や、「参加者全員の納得を得ていく」といった合意形成型の会議です

また、様々なアイデアを発想するといった拡散型の会議もあります

コロナ禍において、会議も対面だけでなくオンラインといった形態にも変わっているので、最新の情報、とくに新技術が既存の会議に与える影響などを収集し、分析、評価することも必要でしょう

様々な調査団体の行う資料を入手し、職場にフィードバックします

このようにその場に応じた会議の運営方法や形態を職場に提案し、職場の活性化を狙った組織風土に変えていくためには会議の知識が必要となります

<前の記事 | 次の記事>