アイキャッチ画像:pixabay.com
<これはシリーズ記事です。シリーズ全体はこのページにある「本シリーズの記事一覧」をご覧下さい。>
前回にひきつづき、モチベーション理論の知識が組織風土改革に必要な理由についてご説明します
遣り甲斐
遣り甲斐とは「物事をするに当たっての心の張り合い(出典:大辞林)」です
「遣り甲斐がある」とか「遣り甲斐のない仕事だった」というように、何かをやろうとしたり、やった結果としてあらわれる感情が遣り甲斐です
遣り甲斐はモチベーションによく似た言葉ですが、モチベーションは行動の動機を表し、「モチベーションがはっきりしていて、やる気が起きる」というように、モチベーションの結果として遣り甲斐が起きるという関係になります
このような関係を利用して、自分のモチベーションを探ることもできます
これまでの仕事の経験の中で、「苦労した」「辛かった」「大変だった」けれど、振り返るととても良かったとか、遣り甲斐を感じた経験を思い出し、自分の価値観、使命、夢といった大切にしているものとの結びつきを明らかにして、働く動機(モチベーション)を探るのです
働く人たちが職場でモチベーションを持ちながら活き活きと意欲的に働くことができ、遣り甲斐や自己の存在意義を感じられるような組織風土へ変えるためには、上記で述べたようなモチベーションと遣り甲斐に関する知識が必要となります