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前回にひきつづき、モチベーション理論の知識が組織風土改革に必要な理由についてご説明します
自分事
自分事という言葉は辞書にはありませんが、ビジネスの場では良く使われる言葉です
あえて定義するとすれば、「当事者意識を持ってすべて自己責任で捉え、自分で考えて物事に取り組むという姿勢」というものでしょうか
「高齢化社会、急激な人口減、グローバル化、低成長時代」
現代の企業はこのような解決の糸口が探れない社会情勢に置かれ、その解決策を求められています
その原動力として、「自らアイデアをだし、自ら決断し、自ら実行する」ような人材が求められていることが「自分事」という言葉が使われる背景にあるのでしょう
このような社員は、他からの支配や助力を受けず,自分の行動を自分の立てた規律に従って正しく規制するような自律的な動きをします
非常にモチベーションが高いので、社内でも信頼されるようになり、ますます責任のある仕事を任されるようになるでしょう
しかし、このように自律的な社員が次第に組織の中に埋もれて活躍できなくなることもあります
これは、K.レヴィンの「場の理論」によって明らかにされています
働く環境が社員の自律性を阻害させてしまうからです
このような阻害要因を取り除き、仕事を自分事に捉えることができるような組織作りには、自分事に対する正しい知識を持つことが必要です