アイキャッチ画像:pixabay.com
<これはシリーズ記事です。シリーズ全体はこのページにある「本シリーズの記事一覧」をご覧下さい。>
前回にひきつづき、モチベーション理論の知識が組織風土改革に必要な理由についてご説明します
生き甲斐
働き現場で使われる「遣り甲斐」という言葉と比較すると、「生き甲斐」はもう少し範囲が広いと思います
生きるに値するだけの価値。生きていることの喜びや幸福感。(大辞林)
遣り甲斐が働くという行動に対する価値に対して、生き甲斐は生きることに対する価値について述べるときに使われます
働く人が生き甲斐を意識しはじめるきっかけのひとつに、役職定年や定年があります
地位財を追い求めながらも、仕事に遣り甲斐を感じていた人が、役職定年や定年をきっかけに一線を退き、仕事にかけていたモチベーションを失いかけます
この現実を受け入れられずに、ルサンチマンに根ざした発言を繰り返してしまう人は、周りの人からは「残念な人」と扱われてしまいます
人はいつもまでも会社に居続けることができません
いつかは職場を離れて、外に自分の生き甲斐を感じる場を見つけなければなりません
このような境遇に置かれた人たちであっても、残された会社生活の中で心の豊かさを感じながら仕事に打ち込むことができるような職場を作るためには、生き甲斐に関する知識が必要となります