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前回にひきつづき、パーソナリティ理論の知識が組織風土改革に必要な理由についてご説明します
人間観
心理学では人の行動の特徴を表す言葉としてパーソナリティを使います
人は誰しも「人間とは〜というものだ」といった「人間のものの考え方とか行動様式」に対してその人独自の見方を持っています
これを人間観と言います
哲学者ハイデガーは「人間は目的を喪失することに耐えられない」という人間観を持っていたそうです
この人間観は、人によって異なります
その人の経験とか価値観によるところが多いでしょう
この人間観はその人の行動に影響を与えます
ハイデガーのような人間観を持っている人がマネージャーをやったら、部下には自分の目的を気づかせるような指導方法を取るでしょう
このように人は異なる人間観に影響を受けながら行動を起こすので、その人の行動の背景にある人間観を抑えておくことによって、その人を深く理解することができます
特に職位の高い役職者は自分の言動や行動が与える影響が広範囲に及ぶので、自分がどういった人間観を持っているのかを振り返ることが必要となります