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前回まで組織風土改革に必要な専門知識を個別のご紹介してきました
これらの理論の教育を受けたトレーナーを使うことが風土改革の成功につながります
トレーナーの選定は、上記のような知識の専門家を育成している団体の有資格者が適任でしょう
そのような団体のひとつとして、社団法人日本産業カウンセラー協会があります
「カウンセラー」と聞くと、メンタルヘルスケアの対応しかしてくれないかと思いがちですが、この団体はカウンセラーの前に「産業」とついていることから、働く人を対象とした専門集団で、以下の3つの活動領域があります
- メンタルヘルス対策への支援
- キャリア形成への支援
- 職場における人間関係開発・職場環境改善への支援
この3番目は組織風土改革に関わるもので、そこでは
働きがいのある職場や、働きやすい職場をつくるためには、個人のコミュニケーション力等個の成長の促進だけではなく、職場環境を改善していくことも必須の要素です。産業カウンセラーは人と組織と協働し、グループファシリテーション能力の開発などの研修に加え、組織診断による職場環境改善の提案などを行っています。(出典:日本産業カウンセラー協会、こちら)
と謳われており、同じカウンセラーと名前を持つ団体とは一線を画しています
そこではこれまで述べてきた理論の研修が行われており、産業カウンセラーの資格取得に必要な知識に加えて、上記で紹介されているような組織開発に特化した研修も行われています
いずれにせよ、組織風土改革のプロであると断言できる経験豊富なトレーナーであることが望ましいです
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