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前回にひきつづき、カウンセリング心理学の知識が組織風土改革に必要な理由についてご説明します
アサーション
アサーションは自己主張訓練とも呼ばれ、以下のような技法です
対人不安や恐怖があり、自己否定的な認知のため自己表現ができない人や、逆に自己主張が強すぎて相手を押さえ込んでしまうような言動をする人に、自分も相手も大切にする自己表現、対人関係の持ち方を訓練する技法(出典:カウンセリング辞典、國分康孝編)
これは個人へのアプローチとなります
「これが私の性格」といったように上記のような状態を受け入れてしまうことが多いので、周りの人が気づいてアサーションに誘うことが必要です
例えば、満員電車の中で、正面に向かい合わせで立っている男性の読む本が電車の揺れるたびに当たり、非常に不快な気持ちになったとき、「あなたの読書を邪魔するつもりはありませんが、あなたの本が私の体に当たって、私は嫌な気持ちになっています」という自己主張ができるように訓練します
こうすることによって、お互いの接し方に曖昧な部分がなくなり、また私の自分に対する否定的な感情から、
- うまく相手と接することができたこと
- 「どうしてはっきりと嫌と言えないのだろう」という囚われている自分から脱却できたこと
から生まれる自己肯定感が増します
このように、職場で気持ちよく働けるように、個人に対して行うアプローチに関する知識が必要になります
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